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日本語版: Maya Domemaster3D Shelf
Maya版のDomemaster3Dレンズシェーダー(以下、Domemaster3Dと呼びます)には32個の独自シェルフツールが用意されており、ドーム映像制作の過程を効率的に進められるようになっています。これらの機能はDomemaster3Dのメニューからも利用できます。
**[AutoMagic]**ツールはdomeAFL_FOV_Stereo
を使用した立体ドーム映像用のカメラリグを作成し、さらにシーンに参照用の半球グリッドを追加します。
domeAFL_FOV_Stereo
を使用した立体ドーム映像用のカメラリグを作成します。
**[Dome Texture]**ツールはスクリーン座標系テクスチャ画像ファイルを作成します。これはdomeAFL_FOV_Stereo
シェーダー用の制御用テクスチャ画像ファイルを読み込むのに便利です。
**[Dome Ramp]**ツールはスクリーン座標系のランプテクスチャを作成します。これはdomeAFL_FOV_Stereo
の制御用テクスチャ画像としてグラデーション画像を作成するのに便利です。
**[DomeAFL_FOV]**ツールはdomeAFL_FOV
を使用した非立体ドーム映像用のカメラリグを作成します。
**[DomeAFL_WxH]**ツールはdomeAFL_WxH
を使用した非立体ドーム映像用のカメラリグを作成します。このレンズシェーダーは視野角の代わりに直径と高さを設定に使用します。
**[LatLong]**ツールはlatlong_lens
を使用した全天球/正距円筒図法/緯度経度映像用のカメラリグを作成します。
**[LatLong Stereo]**ツールはLatLong_Stereo
を使用した立体視対応の全天球/正距円筒図法/緯度経度映像用のカメラリグを作成します。
**[Color Material]**ツールはカラーテクスチャファイルのために、mia_material_x_passes
によるメンタルレイ シェーディングネットワークを作成します。
**[Color + Bump Material]**ツールはカラーおよびバンプテクスチャファイルのために、mia_material_x_passes
によるメンタルレイ シェーディングネットワークを作成します。
**[Color Image Sequence Material]**ツールはカラーテクスチャファイルのために、mia_material_x_passes
によるメンタルレイ シェーディングネットワークを作成します。mentalrayTextureノードは連番画像を作成するための追加アトリビュートを持っています。
注意: 連番画像モードでは、バッチレンダリングソフトウェアはパケット/レンダースライスごとに1フレームを使用したレンダリングジョブを分配するために、連番画像のフレームごとに新しい画像を読み込む必要があります。
**[Starglobe]**ツールはmia_material_x_passes
を使用した星空背景をドーム映像シーンに追加します。
**[FulldomeIBL]**ツールは180度ドームマスター画像や連番画像をメンタルレイのIBLノードの球状テクスチャ入力に読み込んで、mentalrayTextureを使用したシェーディングネットワークを作成します。
注意: 連番画像モードでは、バッチレンダリングソフトウェアはパケット/レンダースライスごとに1フレームを使用したレンダリングジョブを分配するために、連番画像のフレームごとに新しい画像を読み込む必要があります。FulldomeIBLツールはMaya 2015の新しい進化したLight Emission IBL光源システムでも動作します。
**[HemirectIBL]**ツールは正距円筒図法(パノラマ)画像や連番画像の上半分をメンタルレイのIBLノードの球状テクスチャ入力に読み込んで、mentalrayTextureを使用したシェーディングネットワークを作成します。"Hemirect"は"hemi-equirectangular"の略称で、正距円筒図法の天頂から90どぶんの視野角を使って水平360度・垂直90度のドームマスター画像と同様の全天周映像を扱う、新しいパノラマ形式です。
注意: 連番画像モードでは、バッチレンダリングソフトウェアはパケット/レンダースライスごとに1フレームを使用したレンダリングジョブを分配するために、連番画像のフレームごとに新しい画像を読み込む必要があります。FulldomeIBLツールはMaya 2015の新しい進化したLight Emission IBL光源システムでも動作します。
**[DomeGrid]**ツールは黄色いワイヤーフレームで参照用の半球グリッドを作成します。
**[Galaxy Creator]**ツールはダイナミックパーティクルを使用した銀河モデルを作成します。
**[DomeText]**ツールはドーム映像や立体視ドーム映像用に平面タイトルや流れるクレジットを作成します。このツールではImageMagickを利用して、システムにインストールされているフォントを使ったタイトルグラフィックスのレンダリングを行います。
ドームシアターで映像を投影した時に起こる「ドーム内反射」によるコントラストの低下をシミュレートします。
**[DomeViewer]**ツールはドーム映像やパノラマ映像をインタラクティブに確認できるビューア―です。
**[Histogram]**ツールはImageMagikを使用して、現在の「レンダービュー」で表示されている画像のヒストグラム解析を行います。[Refresh the Histogram]ボタンを押すことでヒストグラムが更新されます。
- **[0.5k]**ボタンはレンダリング解像度を512x512ピクセルに設定します。
- **[1k]**ボタンはレンダリング解像度を1024x1024ピクセルに設定します。
- **[2k]**ボタンはレンダリング解像度を2048x2048ピクセルに設定します。
- **[4k]**ボタンはレンダリング解像度を4096x4096ピクセルに設定します。
- **[8k]**ボタンはレンダリング解像度を8192x8192ピクセルに設定します。
2:1アスペクト比の各種解像度ボタンはLatLong
およびLatLong_Stereo
シェーダー向けに最適化されています。
- **[2x1k]**ボタンはレンダリング解像度を2048x1024ピクセルに設定します。
- **[4x2k]**ボタンはレンダリング解像度を4096x2048ピクセルに設定します。
- **[8x4k]**ボタンはレンダリング解像度を8192x4096ピクセルに設定します。
**[SCN]**ボタンは現在のプロジェクトのscenes
フォルダを新しいウィンドウで表示します。これはファインダー(Mac OS X)、エクスプローラ(Windows)またはNautilus(Linux)でこのフォルダを手動で開くのと同じです。
**[IMG]**ボタンは現在のプロジェクトのimages
フォルダを新しいウィンドウで表示します。これはファインダー(Mac OS X)、エクスプローラ(Windows)またはNautilus(Linux)でこのフォルダを手動で開くのと同じです。
**[TMP]**ボタンはOSの一次ファイルフォルダ%TEMP%
を開きます。これはDomeTextツールから出力されたログファイルを確認したり、システムの空き容量を確保するためにフォルダを開いたりする際に便利です。
**[rLog]**ボタンは現在のMayaRenderLog.txt
ファイルをテキストエディタで開き、レンダリングについての統計情報を表示します。
**[Diag]**ボタンはMaya Diagnostics Report
を作成し、デスクトップに保存します。これはMayaとDomemaster3Dについて問題があったときの解決に役立ちます。
この出力結果はプレーンテキストファイルに"markdown"文法で出力されます。これを開くにはMarkdown Pad / StackEdit / Notepad++ / TextWrangler / BBeditや、その他のテキストエディターを利用してください。
このボタンはMac OS Xのアクティビティモニタ、Gnomeシステムモニタ、あるいはWindowsのタスクマネージャーを開きます。これはメモリの使用状況やCPU使用率からレンダリング効率を確認するのに便利です。
[Upgr] / "Upgrade Domemaster Node IDs"ボタンはMayaバイナリシーンファイル(拡張子.mb)を調べて、古いlatlong_lens
、domeAFL_FOV
、domeAFL_FOV_Stereo
およびdomeAFL_WxH
ノードを、domeFL_FOV_Stereo.mi
およびlatlong_lens.mi
メンタルレイ インクルードファイルで定義されている現在の新しいNode ID情報を使ったノードに置換します。domeAFLノードに追加されたアトリビュート設定も、ドームプレビューシェイプにリンクされたエクスプレッションに従って更新されます。
更新が必要なレンズシェーダーノードは「ハイパーシェード」内で赤く「NodeID Upgrade Required.」と表示されます。
**[Load MentalRay Plugin]**ツールはメンタルレイを再読み込みします。このボタンは、Mayaが正しくメンタルレイプラグインを自動読み込みできなかった時の問題を解決します。
**[Wiki Help]**ツールはウェブブラウザでDomemaster3Dのwikiページを表示します。
**[Version Info]**ツールは現在読み込まれているDomemaster3Dのバージョンナンバーを表示し、ダウンロードページとNINGグループへのリンクも表示します。
Domemaster3Dシェルフと同じツールはメニューからも利用できます。Domemaster3Dメニューにアクセスするには、[レンダリング]メニューセットに切り替えます。
Domemaster3Dのメニューを自分のシェルフに追加するには、[Control]+[Shift]キーを押しながらメニュー項目をクリックします。これで選択されたメニュー項目が現在のシェルフタブに追加され、対応したアイコンが表示されます。
Maya 2015では、Domemaster3D が新しいmenuItem -dividerLabel
グループ化システムによってメニュー項目をわかりやすくカテゴリ分けされます。
Maya 2016ではメニューの横にそれぞれアイコンが表示されます。