今回行う画像呈示の実験において,使うプログラムに関しては今から説明する,image_time_count.pyのみである.ただし,画像については変更がある可能性が高いので,画像が入っているディレクトリに関してはよく確認しておくこと.また今回渡すプログラム集の中には使わないものも入っているので,注意して使用すること.
3つの測定機器(心拍計,アイトラッカー,脳波計)を接続し,モニター上にレコーディングボタンを表示させておくこと.(このプログラムでは,レコーディングボタンを押す作業を自動化したものであることからこの準備が必須である.)
さらに,この実験で使用するモニターの数はパソコンの画面も含めると3つである.1つ目に被験者に表示する画像を見せるためのモニター,2つ目にレコーディングボタンを表示させるためのモニター,そして3つ目にこのプログラムを表示させておくためのパソコンの画面,以上の3つである.
メインプログラム以降のclick_positionsと記載しているところの座標を変えてあげればよい.またその座標に関しては,click_demo.pyを使用して確認すること.
click_demo.pyの使用方法については当日に説明します.
各関数psuchopy??(??には数字が入る)において,現在のディレクトリからのパスを指定することで,画像の参照が可能になっている. EX) "/jikken_0120_3/*.jpg" これだと現在のディレクトリから考えると,jikken_0120_3のディレクトリの中の全てのjpgファイルを参照していることになっている.また,このプログラムにおいて画像データの情報は,それぞれのimageLists,imageDataに格納されている.よって画像の変更等はこれらの変数に注意してデバックすること.
この関数は,読み込んだ刺激の強い画像と時間間隔の短いグレースケール画像を表示させるための関数である.このプログラムでは,刺激の強い画像をcore.wait(10)に設定しているように10秒間表示させ,psychopy1関数を使いグレースケール画像をcore.wait(2),すなわち2秒間表示させる関数である.
この関数は,時間間隔の長いグレースケール画像を表示させるための関数である.このプログラムでは,グレースケール画像をcore.wait(120),すなわち120秒間表示させる関数である.
関数write_to_csvにおいて,音刺激を開始した時刻をcsvファイルに記録するようにしている. ここでcsvファイルに関しては元のプログラムだと,time_log1.csvというファイル名で作成される。また,ファイル名は任意に変更してよい。ただし,拡張子は.csvにすること.
csvファイルは記録したら逐次,保存 OR 削除すること(保存した場合はプログラムの中でcsvファイルの名前を変えておくこと).そうしないと元のcsvファイルに新たに書き込みされてしまう.
プログラムを実行する上での詳細設定は以下のように記載している. win = visual.Window(size=(1919,1076), pos=(0,0), screen=1) ここで,変数sizeは画像提示の外枠の大きさ(ウインドウ)でありディスプレイの大きさによって変更することが望ましい.posはウインドウを配置する箇所であり,基本的に(0,0)にしておくこと.さらにscreenは本実験では,0 OR 1 OR 2の値が存在し,画像を表示させるスクリーンによって値を変更すること.
わかんなくなった場合は,全パターン試して最適なスクリーンを選ぶこと.
コントロールキー + cを押すことで,プログラムの終了が可能である.