このドキュメントではユーザー定義のスニペットを作成する方法について説明します。
スニペット定義はsnippets\functions\text-mode
フォルダ以下にあります。
まずは、以下ファイルをもとに改造するのが分かりやすいと思います。
ファイル名 | 説明 |
---|---|
email.txt | 定型文を挿入する最も単純なスニペット |
python-mode\if.txt | 引数無しのスニペット |
python-mode\if.%.txt | 引数を一つ受け取るスニペット |
c-mode\for.%.js | 引数を一つ受け取りJavaScriptでスニペットを生成します |
python-mode\def.%._.py | 引数一つと可変個の引数を受け取りPythonでスニペットを生成します |
ファイル名 | 説明 |
---|---|
c-mode\once.mac | 秀丸エディタ固有の情報からスニペットを生成します |
c).bat | コマンドプロンプト固有の情報からスニペットを生成します |
コマンド名 引数1 引数2 ... 引数N
(例)
class hoge int x
コマンド | class |
引数1 | hoge |
引数2 | int |
引数3 | x |
記号 | 意味 | 補足 |
---|---|---|
% | 固定引数 | 8個まで指定できます |
_ | 可変引数 | %の後に一つだけ指定できます |
【例】
(ファイル名)
def.%._.py
(意味)
引数一つと追加の可変引数を受け取る。
記号 | 意味 |
---|---|
% | バッチファイルの引数 %1 %2 から拝借しました |
_ | C言語の ... を縮めたものと考えて下さい。(...と似た文字を探したらこれしか無くて) |
@から始まるファイル名はシステム系のコマンドを意味します。
ファイル名 | 説明 | 利用例 |
---|---|---|
@cmd.%._.mac | コマンドプロンプトの実行結果を挿入する | @cmd dir |
@history._.mac | 秀丸エディタのファイル履歴を挿入する | @history |
動的スニペットはスクリプト側(Python/JS/VBS/秀丸マクロ...)で何でも出来てしまうため、ファイル名を見たときにスニペットとそれ以外のコマンドを区別できるようにしています。
ya_hidemaru_snippet\snippets\modules
スニペットファイルから利用する「外部モジュール・共通の処理ルーチン」などを置くディレクトリです。
使い方はya_hidemaru_snippet\snippets\functions\text-mode\markdown-mode\table.%.%.py
を参照して下さい。
スニペットファイルの文字コードは各言語毎(Python/BAT/JJavaScript/秀丸マクロ……)のルールに従って下さい。(ここでは割愛します)
テキストファイル(.txt)は「UTF8・UTF8-BOM」のどちらかで保存して下さい。
スニペットファイル中のコメントは各言語毎(Python/BAT/JJavaScript/秀丸マクロ……)のルールに従って下さい。(ここでは割愛します)
行頭から # -- までをコメントとして扱います。
(例)
#contributor : foo<[email protected]>
#name : foo
# --
スニペットはこの行から始まります。