3_virtual_kubernetes.md

Virtual Kubernetesの設定

Virtual KubernetesはDCS独自の概念です。DCSでは複数のKubernetes Clusterを1つの仮想的なKubernetesとして扱います。 このため、Virtua Kubernetesには複数のVirtual Siteを設定することができ、1つのKubernetes manifestを複数のKubernetes clusterに配布することが可能です。

ユーザーNamespaceの作成

Virtual KubernetesはユーザーNamepsaceに作成するため、Namespaceを作成します。 AdministrationのPersonal Management -> My Namespacesから、 Add namespaceを開き、Namapace名を入れてSaveします。 作成したNamespaceを選択すると、ユーザーNamaspaceに入れます。

Virtual Siteの作成

Distributed Appsに移動し、作成したNamespaceに移動します。 Manage -> Virtual sitesより Add Virtual siteを選択します。 nameに virtual-site名、Site TypeはCEを選択し、Site Selector ExpressionではSiteに設定したラベルを選択します。 Continueを選択するとVirtual siteが作成されます。

以下の2つのVirutal siteを設定します。 Name: pref-tokyo Site type: CE Site Selecter Expression: pref:tokyo

Name: pref-osaka Site type: CE Site Selecter Expression: pref:osaka

Virtual kubernetesの作成

Applications -> Virtual k8sよりAdd Virtual K8sを選択します。Nameを入力し、Select vsite refから作成したpref-tokyoを選択します。 Add Virtual k8sをクリックするとVirtual kubernetesが作成されます。 *作成まで数十秒かかります。

deplyomentの作成

作成したVirtual K8sを選択するとKuberneresの作成画面が表示されます。通常のKubernetes Manifestと同様にDeploymentやServiceを作成すると、実際のSiteにワークロードが作成されます。

下のようにAdd DeplyomentからDeploymentを設定すると、該当するSiteにコンテナが立ち上がります。

apiVersion: apps/v1
kind: Deployment
metadata:
  name: nginx-deployment
spec:
  selector:
    matchLabels:
      app: nginx
  replicas: 1
  template:
    metadata:
      labels:
        app: nginx
    spec:
      containers:
      - name: nginx
        image: nginx:1.14.2
        ports:
        - containerPort: 80

Serviceの作成

Add serviceを選択するとYaml(json)を入力する画面が開きます。 下のようにServiceを設定すると、該当するSiteにServiceが設定されます。

apiVersion: v1
kind: Service
metadata:
  name: nginx
  labels:
    app: nginx
spec:
  ports:
  - port: 80
    targetPort: 80
    protocol: TCP
  selector:
    app: nginx

EndpointsをクリックするとServiceが認識しているPodが表示されます。

Kubectlからのアクセス

kubectlで使用するkubeconfigはユーザーNamespaceのVirtual K8sからダウンロードします。

Applications -> Virtual k8sの作成済みvk8sの・・・からKubeconfigを選択し、Kubecofigの期限を設定します。

Downlaod CredentialをクリックするとKubeconfigがダウンロードされます。

kubectlを使用し、vk8sにアクセスします。

kubectl --kubeconfig ~/Downloads/ves_trial_vk8s.yaml get deployment
NAME               READY   UP-TO-DATE   AVAILABLE   AGE
nginx-deployment   0/1     0            0           9s

Kubeconfigなどの最大日数は Administration -> Tenant Settings -> Tenant Overview -> Credential Expiry Policy で最大365日まで変更できます。