DCS Nodeは以下のような様々な場所へのインストールが可能です。
- ESXiへのインストール
- KVMへのインストール
- ハードウェアへのインストール
- AWSへのインストール
- Azureへのインストール
イメージはリンクから取得が可能です。https://docs.cloud.f5.com/docs/images
OVAファイルからDCS Nodeをインストールします。 少なくとも1ポートはNAT経由でのインターネットに接続できるポートが必要です。 デフォルトではシングルNICなため、複数必要な場合はOVAファイルのインストール後にNICを追加してください。
インストールの詳細はリンクを参照のこと。https://docs.cloud.f5.com/docs/how-to/site-management/create-vmw-site
ISOファイルからからDCS Nodeをインストールします。 マルチNICが必要な場合はVirt-Managerなどで2NIC指定してください。 少なくとも1ポートはNAT経由でのインターネットに接続できるポートが必要です。 また、KVMではHuge pageの設定が必要です。 インストールの詳細はリンクを参照のこと https://docs.cloud.f5.com/docs/how-to/site-management/create-kvm-libvirt-site
インストール時に、NICのDevice Modelはvirtio
を設定してください。
また、CPUは4vCPU以上、メモリは8GB以上を割り当ててください。
virshで実行する場合は以下のように実行してください。
virt-install --name vm1 --ram 8192 --vcpus 4 --disk path=/home/lab/kvm/vm1.qcow2,format=qcow2,size=20 --network bridge=bridge1,model=virtio --cdrom /home/lab/vsb-ves-ce-certifiedhw-generic-production-centos-7.2003.14-202006271045.1593259578.iso --noreboot --autostart --graphics vnc,listen=0.0.0.0,port=6951 --cpu host-passthrough
ISOファイルからからDCS Nodeをインストールします。確認済みのハードウェアはIntel NUCなどです。 新しすぎるハードウェアはLinuxで対応ドライバがない場合があり正常に動作しません。 また、NICなどによっても正常に動作しない場合があります。
現在確認が取れているハードウェアはWebサイトで確認してください。 https://docs.cloud.f5.com/docs/how-to/site-management/create-baremetal-site
HPEやDellのハードウェアの場合、インターフェイス名がem1やp1p1,eno1で表示される場合があります。 DCSイメージではeth0/eth1のみ扱えるため、dellやHPEのイメージが登録されるまで使用することができません。
ダウンロードしたISOはUSBなどにコピーし、ブータブルディスクとしてNUCなどからブートしてください。
DCS Nodeの設定にはTokeが必要です。 ConsoleのCloud and Edge Sites > Site Management > Site TokensからTokenを発行してください。 “Name” を入力し、”Add Site Token”をクリックし、Tokenを作成します。
DCS NodeにコンソールもしくはSSHで接続します。user/password = admin/Volterra123
初期パスワードはログイン後に必ず変更が必要です。ログイン後、Configure
を設定します。(Static IPが必要な場合は先に次ページの設定が必要です)
- TokenはConsoleで設定したTokenを入力します。
- Site NameはDCS NodeのSite(クラスタ)名を入力します。あとで変更が可能です。
- hostnameはオプションです。master-0が設定されます
- Latitude/Longtitude(緯度経度)は有効な数値を入力します。あとで変更が可能です。
- Certified hardwareはイメージによって異なりますが、シングルNICの場合はxxx-voltstack-combo マルチNICの場合はxxx-multi-nic-voltstack-comboを選択してください。
Static IPアドレスが必要な場合は “configura-network” でNICの設定を行います。 Single NICの場合は OUTSIDE、Multi NICの場合はINSIDEにもチェック(スペースで選択)を行います
SiteLocal = OUTSIDE SiteLocalInside = INSIDE となります。
SiteLocalInside GW,DNS2 addressはオプションのため、空欄も可能です。
WifiをOUTSIDEとして使用することも可能です。その場合はSSIDやPSKの設定を行います
DCS Nodeにブラウザで接続します。https://node-ip:65500
user/password = admin/Volterra123
初期パスワードはログイン後に必ず変更が必要です。ログイン後、Configure
を設定します。(Static IPが必要な場合は先に次ページの設定が必要です)
TokenはConsoleで設定したTokenを入力します。 Site NameはDCS NodeのSite(クラスタ)名を入力します。あとで変更が可能です。 hostnameはmaster-0を入力します。 Latitude/Longtitude(緯度経度)は有効な数値を入力します。あとで変更が可能です。
Certified hardwareはイメージによって異なりますが、xxx-voltstack-comboもしくはxxx-multi-nic-voltstack-comboを選択してください。
初期設定を行い、インターネットに接続するとConsoleのSystem NamespaceにSiteとしてDCS Nodeが表示されます。 サイトを選択し、AcceptするとDCS Nodeのセットアップが始まります。
Multi Master nodeの場合、cluster size
は3
を選択します。
このとき、Cluster name
は3ノードとも同じ名前を設定し、DCS Nodeの初期設定時のHostnameは master-0
,master-1
,master-2
と3ノードともユニークなホスト名を入力してください。
**回線速度などにもよりますが、20分程度かかります。
Sites -> Site Listに作成したdcs Nodeが表示されます。SW versionが “Successful”になると、プロビジョニングが終了しており、暫く経つと、Health Scoreが100になります。
ここでは2つのDCS node site1
とsite2
を作成します。
DCS Nodeやpodなどに設定するLabelはshared label
または個別での手動設定が可能です。shared labelはshared Configurationより作成します。
Shared Configurationで作成したLabelはすべてのNamespaceで利用が可能です。
共通で使用すべきラベルなどを設定する場合に利用します。例えば site-setting
というKeyを作成し、 kvm
やesxi
などのValueを持つLabelを作成し、SiteにLabelを設定します。
Manage -> Labels > Known Keys から Add known key
でshared Labelsを作成できます。
ここでは以下のラベルを設定します。
- Label key: pref
- Label values:
tokyo
,osaka
- Label values:
作成したラベルをDCS Nodeに設定します。Cloud and Edge Sitesの Sites -> Site list より、DCS NodeのManage Configurationより作成したラベルを追加します。
site1にpref:tokyo
設定し、site2にpref:osaka
を設定します。